こんにちは、きぬの木堂のきぬおです。
これから2人で計画する、人生の一大イベント【結婚式】
どれくらい費用がかかるのか、どんな演出をしようか、気を付けるべきポイントはどこなのか。きっと期待と不安を抱いていることかと思います。私達もそうでした。
そんな時、同じ悩みを経験し、それを乗り越えた卒花達の経験談が聞けると心強いですよね。とはいえ、お二人が理想とする結婚式に近い挙式を挙げた卒花さんが身近にいるとは限りません。
そこで!
多くのカップルの結婚式をお手伝いしてきた『きぬの木堂』が、結婚式の実例を集めてご紹介していきたいと思います。実際に結婚式を挙げた卒花にヒアリングを行い、色々とぶっちゃけ話を教えてもらいました。
この結婚式実例集を見て、お二人の目指す結婚式に近い結婚式を見つけて、最高の結婚式をコスパ良く挙げちゃいましょう!
記念すべき第一回目の結婚式実例はこちら。
海の見える沖縄で素敵な家族婚を開催したA&T様
開催日:2021/11/20
結婚式場:アートグレイスオーシャンフロント ガーデンチャペル沖縄
招待客:6名
結婚式の費用: 60万円(見積時) → 80万円(実費)
結婚式のスタイル: 人前式・家族ウェディング・国内リゾート
チャペルから海が見える、最高のロケーションでですね。沖縄でウェディングを挙げたい方、リゾート地で家族婚をしたい方は特に必見です。
それでは早速、卒花の実体験をみていきましょう。
結婚式場を選んだ決め手は何ですか?
この式場(アートグレイスオーシャンフロント 沖縄チャペル)を選んだ理由は、夫が沖縄が好きなことと、ゲストにも旅行を楽しんでほしいという想いから、当初から沖縄での結婚式を望んでいました。もちろん現地に行って式場を決める時間やお金はないので、こちらにいながらパンフレットや写真などでの式場選びでした。
式場を探す際に使用した結婚式サイトは、「ゼクシィ」「ウェディングパーク」などです。HPの上位にあるから・・・という理由です。店舗としては「小さな結婚式」「ワタベウェディング」さんに行きました。
式場探しサイトは、選ぶサイトによって掲載式場やお得度が結構変わります。オススメ結婚式サイトを下の記事で厳選したので、ここから選びましょう!
ポイントブロックタイトル
式場に求める一番の優先事項は、「チャペルから海が見えること」
沖縄ウェディングなので、これは絶対でした。沖縄は天候も変わりやすいので、式の日が台風や雨の可能性もあります。その場合は別日にフォトウェディングができるという保険がついた式場を優先して選びました。
その次の優先事項がホテル併設であること。チャペルとホテルが隣同士にあれば、ゲストにそこに泊まってもらい、特に女性のゲストの準備や移動に時間がかからずゆったり過ごしてもらえると思いました。
もちろんこの場合、ゲストと新郎新婦が全員同じホテルに泊まるということになるので、朝食会場やエレベータでばったり会うこともありましたが、家族だからこそ気にせず過ごせました。
最後に注目したポイントが、会食する場(宴会場)の雰囲気です。
挙式の時間よりも会食の時間の方が長いから、会食する場所の雰囲気には妥協したくない、というのが私たちの想いでした。
パンフレットに乗っている写真は、装飾や食事にかなりお金をかけたものなので、写真を見て気に入っても、「行ってみたら狭かった」「意外と質素だな・・・」となるかもしれません。写真投稿の多いInstagramなどで調べると、一般の人が投稿した写真や体験が載っているので、リアルな雰囲気を感じられました。
パンフレットやサイトは盛っているもの。現実を知るためにInstagramなど客観的な写真を見てみるのは重要です。
実際、「すごく素敵な雰囲気!」と思って決めかけた式場が、色々と調べていくうちに実は宴会場は広い部屋をパーテーションで区切るタイプで、私たちの人数だと写真イメージよりもかなり狭い空間になることがわかったという経験もありました。
実際、岡山市北区の「ワタベウェディング」のプランナーさんには、「もしかすると隣の声が聞こえるかも」なんて言われてしまったので、結局そこはキャンセルする結果となりました。
それから、パンフレットの写真では披露宴会場から海が一望できるように見えるのに、よくよく確認すると実は海が見えないなんていうこともありました。実際に現地に行けない分、細かいことも丁寧に確認するようにしました。
最終的に決めた式場は、少人数の家族婚でも完全個室で気兼ねせずゆったりと話せて、食事をしながらでも海が見える披露宴会場をもつ式場でした。
結婚式費用は見積りから変わりましたか?
結婚式費用は、こんな感じになりました。
60万円(見積時) → 80万円(実費)
料理の値段が基本ベースのものではなく沖縄料理を盛り込んだコースにしたのでランクアップ。ドリンクも、女性ゲストのためにカクテルの種類が多いコースにました。料理や飲み物については妥協しませんでした。
逆に、式場や会食場の装飾は少なめにしました。色々な体験談や自分の参加経験から考えて、会場の装飾は意外と気にしないと思ったからです。ブーケも自分でネットで購入したので、かなり安くなりました!
ブーケはネットで購入すると上手く節約できるので、オススメです。(写真クリックで詳細が見れます)
家族婚で特に印象深かった演出やエピソードは?
ファーストミート(ファーストルック)という、新郎がウェディングドレスを着た花嫁と初めて対面し、その瞬間を写真におさめて記念にするという演出があるのですが、私たちはこれをチャペル近くの浜辺で行いました。
この貴重な体験のために、ウェディングドレス選びのときから夫にはどんなドレスにしているか見えないように注意していました。
当日、先に新郎が浜辺に立ち、花嫁の私が後ろに立ちました。声をかけて初対面!という感動的なシチュエーションが始まる瞬間、「おーい!」と遠くから私たちを呼ぶ声がしました。
私たちはゲストの宿泊場所をチャペル併設のホテルとしていたために、なんとたまたまバルコニーに出ていた夫の家族に見つかってしまったんです!
何も知らない義実家たちは、大はしゃぎでこちらに手を振ったり、スマホで写真を撮ったりしています。
別に悪いことではないのですが、私のウェディングドレス姿は、夫ではなく義実家が最初に見ることになりました・・・。その後、義実家に見守られながらのファーストミートでしたが、なんだか恥ずかしくなって感動的な雰囲気というわけにはいきませんでした。笑
家族婚ならではのハプニングですね。拘りの演出は、プランナーさんなど周りの人に協力してもらい入念に計画しましょう。思いもよらないアクシデントがあるかもしれません。そんなアクシデントもいい思い出になりますけどね♪
きぬの木堂の一押し演出に、ドライフラワーセレモニーがあります。気になる方はご覧ください。
家族婚を開催するまでの苦労話を教えて!
最初の式の予定は2020年の2月でした。でもコロナ禍になり、半年後に1度目の延期。それでもコロナが収束せず、一年後に2度目の延期となりました。
金銭面は式場が事情をくんでくださり全く問題なかったのですが、やはりゲスト対応には苦労しました。もともとは家族だけでなく、仲の良い友人数人も呼ぶはずでしたが、延期が続くと日程調整が難しいのと、コロナの心配もあるので友人の招待は断念しました。
一番つらかったのは、式の開催や延期について悩んでいたとき、家族から「こっちでフォトウェディングだけにしたら?」とか「二人だけで沖縄でしたら?」などと言われたことです。
楽しんでほしいと思ってみんなを沖縄に呼ぼうとしているのに、みんなは参加したくないのかな、と家族のことを疑い、悲しくなりました。また、お互いの実家の意見が違うために、夫と険悪になってしまったこともありました。
もちろん、みんなそれぞれのコロナに対する恐怖があったのだとは思いますが、一番来てほしい親にさえ「行けないかも・・・」なんて言われてしまい、夫婦で悩みました。
最終的には、もともと呼びたかった家族全員ではなく一部の家族だけになってしまいましたが、お互いの両親には「二人の姿を見てほしい」という思いを丁寧に伝え、参列してもらうことができました。
奇跡的にも、私たちが挙式をした2022年の11月は沖縄での感染者がかなり減っていましたので、ゲストの不安も少なくなっていたことが救いでした。
数か月後には沖縄での感染者が急増していたので、もしその時期の式を予定していたら3度目の延期、もはや中止となっていたかもしれません。本当に運が良かったと思います。
また、少人数だからこそ一人一人と話せて感謝の気持ちが伝えられたので、今となっては良い選択だったと思っています。
それから、当日にも焦った話があります。
新郎である夫のタキシード衣装のズボンが、夫が太ったせいでかなりきつくになってしまったんです。
ドレスやタキシードの試着は、本番の式よりかなり前にすることが多いです。
私たちの場合も2カ月前の計測だったため、その2カ月間で夫が太ってしまったために、当日履いてみると足の太もものあたりがパンパンだったんです。
服はそれ一着しかないのでどうしようもなく、その動きにくい状態で本番を迎えましたが、ちょっと注目したらわかるくらいきつそうでした・・・。
家族だけの式だったからなんとかなりましたが、大人数の挙式だったらばれていたかもしれません。
体重管理は本当に大切です。でも、女性の場合は試着の日からさらに痩せようと頑張ってしまい、逆に本番に綺麗に着れない場合があるので、試着の日までに体重は理想に近づけておく必要があります。
私自身は、ジムに2カ月ほど通いました。食事制限はそれほどできませんでしたが、ジムのおかげで体重を減らすことができました。デコルテ・顔の周りのエステは直前に2回ほどしました。
結婚式前に太った、リバウンドした、なんて方は多くいらっしゃいます。そんな時に役立つのが短期集中ジムや痩身エステ。下の記事をみて備えましょう。
結婚式のオープニングムービーやエンドロール
オープニングムービーもエンドロールムービーも、節約のために全て自分たちで作りました。
まずは1万円くらいの動画編集ソフト(WondershareFilmora)をパソコンに入れました。
そしてYoutubeにたくさんある結婚式関係のムービーをチェックして全体の流れを考え、自分たちで動画や写真を撮って素材を集め、編集しました。
最近の動画編集ソフトは初心者でも簡単にできるようにフリー音源やアニメーションが豊富に入っているので、最初は難しくてもすぐに上達しました。想定よりも本格的な仕上がりになって、当日も楽しんで見てもらえました。
私たちの場合は、式が2度延期になったので編集し直した部分もありましたが、逆にその分、時間をかけて作れたので、良かったなと思います。
業者に頼むと数万円~数十万円する上に、自分たちの写真データを送るのは恥ずかしい面もあります。でも自分たちで作れば安いだけでなく、作る途中も二人の良い思い出になりますのでおすすめです!
ただ、これにチャレンジする場合は、半年前くらいから準備を始めた方が良いと思います。
なぜなら、式場によっては一か月前にはデータを送る必要があったり(沖縄開催だったからだとは思います)、いざ式場に送ってもデータ形式や音源の著作権の関係で大幅な手直しが必要になるってこともあり得ます。早め早めの準備が必要になります!
ムービーは私も自作をオススメします!意外と簡単にできちゃいます。ただ、制作時間がない方には外注もオススメです。その際は式場提携の動画制作業者は費用が高いことが多いので避ける方が無難。質もよく費用も抑えられるオススメのムービー制作会社のリンクを張っておくので、ぜひ参考にして下さい。
これから結婚式を挙げるカップルに、卒花として伝えたいこと
「結婚式の主人公は花嫁」という言葉があります。
でも、私たちはどちらかというとゲストを主人公にして「感謝の気持ちを伝えたい」と思っていました。
わざわざ時間とお金をかけて来てくれるのだから、最高の思い出にしたいと思っていました。これは家族だけのこじんまりとした式だったからこその想いだと思います。
そもそも沖縄を選んだのも、忙しくてなかなか旅行に行けないお互いの両親を楽しませたいという想いがあったからでもあります。楽しんでもらうために、手作りの旅のしおりを作ったり、式の衣装として私服としても着れるかりゆしウェアを事前にプレゼントしたりしていました。
エンドロールムービーにも普段は言えない感謝の気持ちをふんだんに込めていました。
式と披露宴が終わった後、母から「私たちのことを想ってくれていたのが伝わったよ、ありがとう」と言われ本当にうれしかったです。
これまで友人の結婚式にたくさん参加してきましたが、参列者のことを喜ばせようとしている式や披露宴は印象に残り、その気持ちがしっかり伝わってきました。
食事や装飾などにお金をかけなくても、アイデア次第で色々な方法で感謝の気持ちは伝えられます。これから式を挙げる方々には、そこを大切にしてほしいと思います。
まとめ
沖縄で結婚式を挙げたい人、家族婚にオススメの演出や費用感が分かる結婚式実例でした。
・結婚式はゲストを想ってつくる
・結婚式前の体重管理の大切さ
・遠方(沖縄)で式場を挙げる時のポイント
これから結婚式を挙げるカップルに役立つ情報が満載です、ぜひ参考にして頂き、大満足の結婚式をコスパ良く挙げてくださいね。
きぬの木堂では、結婚式に役立つアイデアを多数公開しています。ぜひ他の記事も見てみてください。