ファミリーミートってなに?ファーストミートは知ってるけど・・・
ファミリーミート、気になりますよね?
まだまだ知らないカップルも多いファミリーミート、実は結婚式で家族の絆をグッと深めるスーパー演出なんです。
これを知らないのは、ちょっともったいない!
というわけで、多くのゲスト参加型演出を手掛けてきた「きぬの木堂」が、このファミリーミートの意味や方法をお届けします。
私たちは、「人生の記念日を、より豊かに彩る」というコンセプトで、結婚式でのゲスト演出をたくさん手掛けてきました。
この記事では、まだあまり知られていないけれど、知ればきっとやりたくなる!
そんなファミリーミートの魅力を、メリットや注意点、タイミングや演出方法を交えてご紹介します。
家族愛溢れる結婚式を夢見るすべてのカップルとそのご家族に、きっと役立つ情報をお届けしますので、お楽しみに!
この記事の要約
・ファミリーミートとは、家族の愛を深める最高の結婚式演出
・ファミリーミートのメリット:家族間の絆を強化、リラックス、両家の親族が打ち解ける
・ファミリーミートのデメリット:スケジュール調整の難しさ、追加の費用発生の可能性
・実体験に基づく、ファミリーミートに関する具体的な演出アイデア5選
・実体験紹介:ファミリーミートを実際にやってみたら、どうだった?
ファミリーミートとは?
ファミリーミートって何だろ?
ファミリーミートとは、新郎新婦だけでなく、お互いの家族が主役になる、ちょっと特別な演出のこと。
結婚式って、二人が結ばれる日だけど、同時に二つの家族が一つになるスタートの日でもあるんですよね。
両家の絆がこれほど深まるイベントは、そうそうありません。
普通、結婚式の演出と言えば「ファーストミート」がポピュラー。
これは、新郎と新婦が式の前にドキドキの初対面を果たすあの瞬間です。
でも、ファミリーミートはここにもう一歩踏み込んで、両家の家族全員が初めて集まるシーンを演出します。
結婚式の始まりに、新たな家族関係の構築を祝うわけです。
考えてみると、この「こんにちは、家族になります」の瞬間って、結婚式の日にしか味わえない特別なもの。
ファミリーミートを通じて、新しい家族の絆が芽生え、結婚式というイベントがただのお祝い事から、人生の大切な節目へと昇華します。
ファミリーミートとファーストミート、何が違う?
「ファミリーミート」と似た演出で、「ファーストミート」があります。
こちらの方が一般的で、知っている方も多いのではないでしょうか。
「ファーストミート」と「ファミリーミート」、似ているようでいて実は全然違うんです。
ここで、その違いを掘り下げてみましょう。
ファーストミート
ファーストミートは、結婚式の前に新郎と新婦が初めてお互いを見るあの瞬間のこと。
結婚式当日の朝とかによくやるやつです。
ドレスを着た新婦が新郎の前に現れ、新郎が振り返って初めて新婦の姿を見る…まさに映画のワンシーンみたいなドラマチックな演出ですよね。
この瞬間は、ふたりの愛を確認する、とってもプライベートで感情的なもの。
ファミリーミート
それに対して「ファミリーミート」は、新郎新婦だけの話じゃありません。
こちらは、両家の家族が結婚式の日に初めて全員集まり、お互いを知り、新しい家族としての絆を築き始める瞬間にスポットライトを当てます。
つまり、個人から家族へとスケールアップするわけです。
この演出は、結婚式がただのふたりの結びつきを祝う場ではなく、新しい家族関係が始まるスタートラインにもなることを象徴しています。
ファミリーミートとファーストミートの違い
ファミリーミートとファーストミート、結局のところ違いはこれです。
- ファーストミートは「二人の愛」に焦点を当てる
- ファミリーミートは「家族としての絆」を深める機会を提供する
ファーストミートは新郎新婦の間の感動的なプライベートモーメントであり、ファミリーミートは家族全員が参加する温かく包容力のあるシーン。
結婚式において、これら二つの演出はそれぞれに特別な意味を持ち、祝福の日をさらに記憶に残るものにしてくれます。
ファミリーミートのメリット と注意点
結婚式に「ファミリーミート」を取り入れることで得られるメリットは、新郎新婦と両家にとって大きな意味を持ちます。
ただし、いくつかの注意点も存在します。
この演出が持つ魅力と、考慮すべき点を考えてみました。ぜひ参考に。
メリット
- 親族だけの貴重な時間:
結婚式当日は忙しいもの。ファミリーミートは、この特別な日に、家族だけの時間を提供します。 - リラックスした雰囲気での交流:
大勢の前ではなく、最も親しい人たちのみが集まるため、新郎新婦も家族も自然体でいられます。 - 両親以外への手紙:
両親以外、例えば大好きなおばあちゃんへの気持ちを手紙にして読む、そんな演出ができちゃいます。ゲストの前では披露したくない涙も自然に流せます。 - 挙式のリハーサル:
家族だけで挙式の流れを確認することで、当日の進行に慣れ、リラックスしてスムーズな挙式を実現できます。 - 紅差しの儀ができる:
紅差しの儀は、結婚式の前に母親が花嫁の口紅を引いてあげる、親子の絆を象徴する演出です。 - 両家の親交深まる:
特に、面識のない親族同士が顔合わせをする機会として、ファミリーミートは両家が一つになるきっかけを作ります。これは、両家の絆を深め、今後の関係構築においてもポジティブな影響を与えます。 - 緊張を和らげる:
結婚式という大舞台の前に家族とのリラックスした時間を持つことで、新郎新婦や家族の緊張をほぐし、心地よいスタートを切ることができます。
注意点
- 時間調整が難しい:
結婚式のスケジュールは既にタイト。ファミリーミートを取り入れると、全体のタイムテーブルを調整するのが一層難しくなります。 - 追加コストがかかる場合がある:
特別な場所でファミリーミートを行う場合、会場の予約や装飾、追加のカメラマンなど、予想外の費用が発生することがあります。 - 全員が参加できない場合の対応:
遠方からの参加や、高齢の家族がいる場合、ファミリーミートに全員が参加できない事態をどう対処するか、事前の準備と配慮が必要です。
もしファミリーミートに心惹かれているなら、メリット・注意点を把握した上で、結婚式のプランナーさんと一度、ゆっくりお話ししてみてくださいね。
プランナーさんは、あなたの夢を現実のものに変えるための知恵と経験を持っているプロフェッショナルです。
予算やスケジュールの心配事も、一緒に解決策を見つけてくれるはずです。
ファーストミートは何をしよう?演出アイデア5選!
結婚式の「ファーストミート」で取り入れたい、心温まる演出アイデアを5つ、きぬの木堂が考えました。
それぞれのアイデアをご紹介しますね。これらの演出は、結婚式の始まりに家族の絆を深める素敵な方法です。
両親ではなく、祖父母に手紙を贈る
サプライズで、大好きな祖父母へ感謝の手紙を贈ってみてはどうでしょうか。
長い年月を共に過ごした祖父母への、深い感謝と愛を伝える特別な瞬間を作り出します。
手紙を読むことで、結婚式の前に感動的な気持ちを共有し、家族全員で新たな章の始まりを祝います。
祖父母からの返信や言葉も、将来に渡って宝物となるでしょう。
紅差しの儀
紅差しの儀をご存知でしょうか?
母親が花嫁の口紅を引くこの演出は、親子の深い結びつきと、母から娘への最後の身支度の手助けという形での送り出しを意味します。
花嫁と母親の絆を称える伝統的なセレモニーであり、家族の愛と支援が新たな旅立ちにどれだけ重要であるかを象徴します。
この演出は、結婚式の準備中に感じる期待と緊張を和らげ、世代を超えた女性たちのつながりを強調します。
親族だけ集まっての記念撮影
親族だけでの記念撮影は、結婚式の前に家族との大切な瞬間を永遠に残す方法です。
私たちもファミリーミートで親族集合写真を撮影したのですが、両家族の大切な記念写真として今でも見返します。
この撮影時間を設けることで、結婚式の忙しさから一時的に離れ、家族としての絆を再確認できます。
撮影は、家族の歴史の中で特別な位置を占めることになるでしょう。
また、この写真は後に大切な家族イベントや集まりで共有され、世代を超えて語り継がれる宝物になります。
家族だけの思い出写真・ムービー
結婚式の準備過程を記録した家族だけの写真やムービーは、その日の感情や雰囲気を捉えた貴重な記録となります。
これらの映像は、結婚式という一大イベントの裏側にある、笑顔や小さな瞬間を捉え、後に大切な思い出として振り返ることができます。
家族だけで共有することで、より親密な結びつきを感じることができ、結婚式の記憶をより豊かなものにします。
仲の良い信頼できる親族に依頼して、事前に親族だけのお祝いムービーを制作してもらうのもいいかもしれませんね。
家族にギフト
結婚式の前に家族にギフトを贈ることは、感謝の気持ちを具体的な形で表現する素敵な方法です。
例えば、ちょっとした焼き菓子にメッセージを添えたり、お世話になった祖父母に記念品を渡したり。
結婚式当日は何かと忙しく、声をかけたくても中々時間が取れないことも多いです。
この挙式前の思いがけないタイミングでギフトと共に感謝を伝えることができます。
大切なこの日に、心に残る特別な瞬間を作り出してくださいね。
ファミリーミートの最適なタイミングって?
ファミリーミートのタイミングは、結婚式の流れの中で非常に重要な役割を果たします。
この特別な瞬間を設けることで、新郎新婦と両家の家族が互いに深い絆を築き、結婚式の意義をより豊かにすることができます。
理想的なタイミングは、結婚式の式典が始まる前、特に式の準備が整いつつある静かな時間帯です。
結婚式の当日、式典前
ファミリーミートを行う最も一般的なタイミングは、結婚式の本式典が始まる前です。
この時点では、ゲストがまだ全員集まっていないか、または静かに待機しているため、プライベートで落ち着いた雰囲気の中で家族が集まりやすいです。
この時間を利用することで、家族間で心温まる交流を深め、式の始まりに向けて互いに励まし合うことができます。
挙式の直前
挙式の直前は、新郎新婦とその家族にとって感情が高まる瞬間です。
このタイミングでファミリーミートを行うことで、挙式に臨む前の緊張を和らげ、家族の支えを感じながら式を迎えることができます。
また、挙式直前に家族との絆を確認することは、新郎新婦にとって大きな心の支えとなります。
挙式と披露宴の間
もし挙式と披露宴の間に時間がある場合、このブレイクタイムを利用してファミリーミートを行うのも一つの方法です。
ゲストが移動中や休憩中のこの時間は、家族だけでゆっくりと過ごし、挙式の感動を共有し合うのに適しています。
この時間帯を利用することで、結婚式の忙しさの中でも、家族との大切な瞬間を確保することができます。
最適なタイミングの選択
ファミリーミートのタイミングは、結婚式のスケジュールや、家族の希望によって異なります。
大切なのは、この瞬間を可能な限りリラックスして楽しめるように計画することです。
結婚式のプランナーや家族と相談しながら、最も心に残るタイミングを選ぶことをお勧めします。
ファミリーミートは、結婚式の記憶をより豊かにするための大切な時間です。
この時間を最大限に活用し、家族としての新しい旅の始まりを祝いましょう。
ファミリーミート、実際にやってみてどうだった?
私たちのファミリーミートは、挙式が始まる前に、式場である鎌倉の三大洋館の一つである古我邸のテラスで行われました。
この場所は、その美しさと歴史で知られ、私たちのファミリーミートの感動を更に引き立ててくれました。
そんな風情ある洋館のテラスで、私たちと両家の親族が集まりました。両家の紹介はお父さんたちの出番。
この紹介が、親族同士の新たな一面と会話を生み出し、初めて会った人たちでもすぐに打ち解けられるきっかけとなりました。
紹介の際には、そういった会話の糸口となる話題を盛り込むといいでしょう。
特に印象的だったのは、祖父母同士がまるで古い友達のように話し込んでいたことです。
祖父母の会話からは、多くの経験と暖かい家族の物語が語られ、新しい絆が生まれていくのが感じられました。
両家の紹介が終わり、私たちは古我邸のテラスで集合写真を撮影しました。
この写真は、その日の楽しい雰囲気や家族の絆を映し出しており、今も私たちの家に飾ってあるこのアルバムを見るたびに、ファミリーミートでの温かな笑顔や会話を思い出します。
ファミリーミートを経験してみて、本当にやってよかったと感じています。
祖父母同士が新しいつながりを見つけたり、挙式前のわずかな緊張がほぐれたり。
この日の体験が、これからの家族としての歩みに深い意味を加えてくれることでしょう。
まとめ
結婚式は人生の中で最も特別な瞬間の一つですが、ファミリーミートはその瞬間をさらに深く、意味深いものに変える力を持っています。
新郎新婦と両家の家族が集まり、互いに深い絆を確認し合うことで、結婚式の感動はより豊かなものになります。
ファミリーミートを成功させるためには、結婚式のスケジュールや家族の希望を考慮し、最も心に残るタイミングを選ぶことが大切です。
私たちの経験からも、ファミリーミートがいかに価値あるものであるかが伺えます。
鎌倉の古我邸で行われた私たちのファミリーミートは、両家の紹介、祖父母同士の交流、そして集合写真の撮影は、私たちの結婚式を前にした、忘れられない瞬間を作り出しました。
この体験は、私たちがこれから歩む家族としての道に、深い意味を加えてくれました。
この記事を参考に、結婚式のプランナーと相談しながら、この感動の演出を取り入れることで、結婚式をより豊かなものにしましょう。
ファミリーミートは、家族としての新たな始まりを祝う、あなたの人生で忘れがたい瞬間となるはずです!
友人・ゲストとの絆を深めたいなら、下記の記事を参考にゲスト参加型演出を取り入れてみましょう!