こんにちは、きぬの木堂です!
最近、『SPY×FAMILY』というアニメに夫婦でハマってます♪
スパイと殺し屋、エスパーという個性的な擬似家族が、エリート学校に潜入して特待生になることを目指すストーリーです。
そんなスパイファミリーにはアーニャという子供がいるのですが、アーニャの教育のために父と母が奮闘している姿が見られます。
そんな様子を、現役保育士の観点から感心した点や注意すべき点を解説してみたいと思います!
今回は『自ら謝ることが出来る子供』にするには、というテーマです。
あなたのお子さんも、悪いことをしたらキチンと謝ることができる人間に育てたいですよね。
作中では、初対面なのにターゲットの子供(ダミアン)をいきなりぶん殴ってしまったアーニャ(笑)が、自ら『ごめんなさい』をしに行くシーンがあります。
父のロイドも心配で、学校に潜入してまで謝る手伝いをしていましたが、そんな心配はご無用。
アーニャはちゃんとダミアンに謝りにいきました。
[chat face=”women4.jpg” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]アーニャ、キチンと謝れてエラい!![/chat]
親に促されて渋々謝るではなく、怖くても自ら謝りに行くアーニャにほっこりさせられるシーンです。
そんな『自ら謝ることが出来る子供』にするには、どんなことに気をつけて子育てをしたらいいのでしょうか。
さっそく現役保育士の知恵を絞り出して、解説してみるます!
[box05 title=”この記事の要点”]
- アーニャが両親から学ぶように、あなたが他人に見せる姿を子供は真似る
- ヨルさんのように、ターゲット(他人)にも丁寧に接してますか?
- とにかく謝って済ませるではダメ!謝る理由を考えさせましょう
- 謝るという行為は恥ずべきことではなく、必要なことだと教える
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自ら『謝る』が出来ると、どんな子に育つ?
まずは自ら『ごめんなさい』ができる子供に育てるメリットを解説します。
ここで大事なのは自主性です。
親に促されたから渋々、、ではなく、自分がやってしまったことを素直に受け止め
『ごめんなさい』を言えること。
こんなエピソードを知ってますか?
アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンは、少年時代に父親が大切にしていた桜の木を折ってしまいました。
そんなジョージ少年は「自分がやってしまいました、ごめんなさい」と自ら父に謝罪します。
それを聞いた父は息子を叱らず「お前の正直な言葉は千本の桜の木よりも価値がある」と言って、逆にジョージ少年を褒めたのです。
本当の過ちは、過ちを犯したこと自体ではなく、それを認めず改善をしないこと。
『ごめんなさい』を自ら言えるようになることは、自分の行動を反省し、それを素直に受け止めることができる行為です。
その反省を活かして、改善するよう努力ができる子供に育つでしょう。
では、そんな自ら『ごめんなさい』が出来る子供はどのくらいいるのか。
現役保育士としての肌感覚になってしまいますが、親に促されてではなく
自ら『ごめんなさい』と言える子は殆どいません。
それだけ自ら謝るという行動をとることが出来る子供は少ないのです。
(大人になるもっと少なくなるかもですね)
もしあなたのお子さんが、ジョージ少年のように自ら『ごめんなさい』ができたなら
その時は、思い切り褒めてあげて下さいね!
あなたが他の人に丁寧に接する姿をみせる
子供は様々なモノに影響を受けますが、最も影響されるのは当然ですが親の存在。
子供は親をみて鏡のように育ちます。
保育園でも、ご両親の立ち振る舞いをみればその子がどんな子なのか想像できちゃいます。
逆もまた然り。
ハキハキしたご両親の子は活発に、穏やかなご両親の子は落ち着いた子になりやすいです。
ですから、あなたの行動がそのまま子供に移ると思って行動しましょう。
たとえば普段から、お店の人に『ありがとうございます』と伝えたり
電車やバスでお婆さんに席を譲ったり、
ふとした拍子に他人とぶつかってしまったら『ごめんなさい』をキチンと言ったり。
スパイファミリーの母親役である殺し屋ヨルさんも
『お命頂戴しても宜しいでしょうか』と
ターゲットにとても丁寧に接していますよね。素晴らしいです!
アーニャは現場にいませんが、そういった積み重ねが普段の行動に滲み出ます。
その積み重ねが、子供の将来に大きな影響を与えますよ。
親だって子供にキチンと謝る
割と忘れてしまいがちなのが、あなたが間違えてしまった時に子供に謝ることです。
例えば子供に質問されて、知ったかぶりで答えたら実は間違った知識だったり。
そんな時、相手が子供だからと有耶無耶にしていませんか?
子供だって、有耶無耶にされたことは分かります。
そんな時に誤魔化してしまうのか
キチンと『ごめんね、間違ってたわ』と言って正しい知識を教え直してあげるのか。
父親役のロイドも、アーニャにちゃんと謝っているシーンがあります。
親が間違いを認めて、それを子供にもキチンと伝えること。
そうすることで『謝る』という行為は
恥ずべき行為ではなく必要なことなんだ、と子供は学びます。
そうなれば、保育園でも他の子に自ら『ごめんなさい』を言える心優しい子供に育つはずです。
なぜ謝る必要があるかを考えさせる
ここで注意が必要なのが、何でも『謝れば済む』と思わせないことです。
なぜ謝る必要があったのか、面倒でも一つ一つ考えさせましょう。
アーニャみたいに相手を殴ってしまったら、相手はとても『痛い』こと。
同じことを自分もされたら痛いから、それはやってはいけないこと。
お友達のおもちゃをムリやり取ってしまったら、お友達が悲しむこと。
同じことを自分もされたら悲しいし怒ってしまうこと。
謝った後に今後はどうすればいいのか、考えさせることが重要です。
逆に謝る必要がないのに、すぐ謝って済ませようとしたりオドオドしてしまうなら
それは謝る必要がないことも教えてあげましょう。
世の中には非常識な大人も沢山いて、そういう人に限って声が大きいものです。
学校の面接で出てきた嫌な先生みたいなね。
父であるロイドもその場で怒り
その後おウチでお前が悪いわけじゃないってキチンと伝えてました。
もしも大人げない人に出会ったら
あの人が間違っていて、あなたは間違っていないのよ、と教えてあげましょう。
そこから常識を学び、本当に必要な時にキチンと『謝る』ことが出来る子供に育ちます。
まとめ
スパイファミリーから、自ら『謝る』ができる子育て方法について解説しました。
如何でしたか? 子育てにはあなた普段の行いがとても大切。
この記事をみて、あなたのお子さんが自ら『謝る』が出来る
アーニャのような子供になることを願っています。
スパイファミリーは、面白いだけじゃなく子供や家族への向き合い方を考えさせられる、とても素敵な作品です。
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今回は以上です!ありがとうございました。
[box05 title=”今日のきぬの木メモ”]
自ら謝ることが出来る
スパイファミリーのアーニャのような子供を育てる方法を解説しました!
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