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きぬの木堂
あなたやあなたの大切な人の特別な記念日を、より豊かに彩るお手伝いをしております。結婚式、出産、誕生日、長寿祝いなど。デジファブ(レーダーカッター等)を用いて、あなただけのオリジナルアイテムを制作致します。

【考察】建築士が作るインテリアの特徴とメリット・デメリット

architect

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こんにちは。きぬの木堂です。

建物を建てた後に、家の中に置くインテリアって何を選んだらいいか悩みませんか?

いっそのこと依頼した建築士に造作をお願いしてみようか?って方もいるのではないでしょうか。

今回は建築士にインテリアデザインを依頼した場合の特徴とメリット・デメリットを、一級建築士である私自身の実体験と共に、有名建築家のインテリア作品から考察した結果をご紹介していきたいと思います。

目次

特徴1:インテリアを勉強している建築家は多い

 

そもそもインテリアのプロと言えばインテリアコーディネーターですが、家を建てる建築士も仕事柄インテリアデザインの勉強をしている方が多いです。家とインテリアは切っても切れない関係ですからね。

有名な建築家がプロデュースした作品としては、ル・コルビジェの「LCシリーズ」やフランク・ロイド・ライトの「タリアセン 3 テーブルランプ」、ヘーリット・トーマス・リートフェルトの「レッド&ブルー」なんかがあります。建築家の個性が光る作品ばかり。建築と同じくらい考え抜いて作られた作品だと分かります。

どれもセンスが光りますね。実際、自宅のインテリアに凝っている建築家は多いです。私も「カリモク60」のKチェアモケットグリーンを愛用しています。

カリモク60

『好きこそ物の上手なれ』の言葉通り、インテリア好きの建築家に頼めば喜んで素敵なデザインの家具を作ってくれるかもしれません。

特徴2:華美な装飾が少ない、すっきりとしたデザイン

 

それでは、実際に建築家にインテリア制作を依頼すると、どんなデザインの傾向になりそうか下記に特徴を纏めてみました。

建築家の考えるインテリアの特徴として、あまり装飾がないデザインを好まれる方が多いです。

理由としては、建築家が建物のファサード(参考:ファサードとは?)を検討する際、外壁自体に絵を描いて装飾的なデザインするのではなく、ガラスや木、鉄、外壁材の構成でデザインをするからです。

建築士がデザインするのは空間そのものですからね。

その空間に居る人が窓から入ってくる光や建築材の組み合わせによる雰囲気で、どんな空間体験が出来るかを重視するんです。

その考え方がインテリアデザインにも反映されていて、装飾を外側全体に描くよりも照明の当たり方や使用した際のフィット感、目立たせたい部分以外をシンプルに構成するデザインなど、使用者がそれを使った時にどんな体験ができるかを重視する方が多い気がします。

シンプルだけど使い勝手の良いインテリアを求める人や、空間演出として統一感のあるデザインを好む人は、建築家に頼むといいかもしれません。

引用:freepic

 

特徴3:建物をそのまま小さくしたようなデザイン

 

次に特徴的なのが、その建築家の建物をそのまま小さくしたような造形が多いこと。

これは職業柄どうしても個性がでちゃいます(笑)

私も裁縫箱を作ったときに、建物のスラブや壁の出っ張り(参考:スラブとは?)が揃って飛び出たようなデザインが好みで色々と試行錯誤しました。

その過程はこちらからどうぞ。(参考:裁縫箱デザイン

裁縫箱

私の場合はレーザーカッターを利用するので直線的なデザインが多くなりがちというのも有りますが、基本的に家の構造体は立方体が多いので、作るモノも立方体の直線的なデザインが多くなります。

というのも、曲線のデザインって難しいんですよ。相当センスがないと子供の遊びみたいになってしまいます。

曲線を使ったデザインをする建築家をしては、日本の巨匠、伊藤豊雄氏や私も大好きな豊島美術館を設計した西沢立衛氏が所属するSANAA、オリンピックの陸上競技場設計案で有名な(故)ザハ・ハディッド氏など、いずれも天才たちがいます。

が、私のような凡俗な建築士には曲線はなかなか手が出しづらい。。

ということでアクセント的に一部曲線を使ったりもしますが、基本は直線で構成されたデザインが多いです。

3Dプリンターを学んだら曲線のデザインが増えるかもしれません。挑戦してみようと思います。

直線的なデザインもしくは曲線的なデザインどちらが好みでも、家を設計した建築家の個性が気に入ったのなら、インテリアの趣向も合う可能性が高いのではないでしょうか。

特徴4:機能美を追求し、無駄を削ぎ落としたコスパの良いデザイン

 

シンプルなデザインは、とても難しいのを知っていますか?

その裏には様々な工夫が施されたデティールが隠されています。

それを考えるのが建築家の職能でもあり、腕の見せ所。それをインテリアにも反映したいのは当然です。

機能美を追及して一切の無駄を削ぎ落した棚なんかを見ると、興奮します(笑)

無駄な装飾が無い分コストカットにも繋がったりと、良いコトづくめです。

中世の豪華な装飾が施された家具が好みの方は、ちょっと趣向が異なるかもしれませんね。モダンデザインが好みの方の方が合うかと思います。

メリットとデメリットを考えてみる

 

以上から、建築家にインテリアデザインを依頼した際のメリット・デメリットを考察してみます。

【メリット】

 

  • シンプルで使い勝手の良いデザイン
  • 空間全体をとらえた統一感のあるインテリアデザイン
  • 家の趣味があうなら、インテリアの趣味も合う
  • 機能美を追求した、コスパの良いデザイン

次に、デメリットも書いてみます。これは私が今まで出会った建築家の先生や同僚、何より私自身の特徴から考察した部分です。

【デメリット】

  • やたら凝る

発注者がこれでOKって言っても自分が納得するまで凝ります。

  • 凝り過ぎて納期に間に合わなかったり、コストオーバーしたりする時がある

プロとして最後は帳尻合わせますが、有名建築家には平気で納期を破ったりコストをかけすぎてしまった困った建築家が結構いたりします。発注者から怒られたり、巨匠の中にも訴えられた建築家は多いんですよ。

  • 頑固な建築家が多い

インテリアの趣味が合わない時、プロ意識の高い頑固な建築家は頑なに自分の主張を通そうとしてきます。そんな時は譲ってはいけません。実際に最後まで使うのは発注者である、あなた達ですから。お金はらわないぞ!っていえば大抵は言うこと聞いてくれます。

如何でしたか?もし建築家にインテリアも任せようか迷われていたら、ぜひ参考にしてみてください。今回は以上です。ありがとうございました!

[box05 title=”今日のきぬの木メモ”]

建築家にインテリアを発注する前に、メリット・デメリットを理解する

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