こんにちは!きぬの堂です。
モノづくりをする道具がオシャレだと、製作のモチベーションが上がりますよね。
私も制作道具にアンティーク風なオシャレツールがあると、ウキウキしてモノづくりのテンションが上がります。
今回は製作に必要な道具を入れる手芸箱・裁縫箱をレーザーカッターで彫刻、カットして作ったので、製作過程とポイントをかいつまんでご紹介します💡
コンセプトを考える
シンプルなデザインが好きなので、スッキリしたデザインにして彫刻部分を目立たせたいと考えました。
fusion360を使い、3Dで外箱と引き出しを作ってみます。外箱のサイドに木材同士が噛み合う部分が多く出てしまうことがわかったので、敢えてその部分に集めて、上から木材を重ねることで噛み合い部分を隠すデザインにしました。
[chat face=”man1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]引き算のデザインは、シンプルに見せる為の工夫が多く詰まってますよね😃そういったデザインに出会うと、どんな工夫をしてるんだろう?って気になります。[/chat]
引き出しもシンプルに!
シンプルデザインにしようと決めてから、引き出しの取手も付けないようにしたいと案を練りました。
引き出し正面の板に角度をつけることで、取手いらずの引き出しにします。
引き出し部分には彫刻を施したいので、指が入るギリギリの角度を模索します。正面からみると彫刻が繋がって見えるように角度をつけすぎないようにしました。角度は20度です。
角度をつけることで引き出し内部に空気の通り道をできたので、スムーズな開閉が出来る様になり一石二鳥でした😊
彫刻部分のモチーフを考える
手芸箱の正面に彫る絵のモチーフを考えます。
色々悩みましたが、手芸や工作に使う色々な道具と、創造力が花言葉のねむの木をモチーフにしたいと思います💡
妻にも絵を描いてもらい、それをイラレでなぞってみたり、商用利用可能なフリー素材を取り込んでアレンジしてみたりしました。
それらを円の形に集めてみます。てまり酒シリーズの正面にも円の形で手毬のモチーフを彫ってますが、円の形が「縁」を連想させるので、好きなデザインです。
[chat face=”man1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]円(縁)のデザインは「縁を大切にしたい」という、きぬの木堂の想いを形にしてます😊[/chat]
レーザーカットしてみる
制作中の写真を撮り忘れてしまいました。。
組み上げるとこんな感じになります。思ったより大きくて結構な容量です。
引き出しのレールには滑ろロウを塗ってスムーズに出し入れできるよう配慮しました。
蜜蝋を塗ってみる
今回は塗装に蜜蝋を塗ってみます。
ブリワックスのOLD・PINEを使ってます。
彫刻を目立たせたかったので、殆ど着色されないタイプのワックスを選択しました。
イメージ通りのアンティーク風に仕上がり、満足です!
実際に使ってみる
出来た手芸箱を実際に使ってみました。
中の仕切りは可動式にしてます。入れる道具によってサイズが変わるので、固定式より使い勝手がよくなりました💡
後ろ側にはB4くらいの本が入るようにしています。
オシャレで使い勝手の良い手芸箱があると、制作のモチベーションが上がりますね!
次はどんなものを作ろうか、妄想が捗ります笑
手芸箱のギャラリーはこちらからどうぞ。
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・シンプルなデザインは工夫の集合体の上に成り立っている
・モチベーションが上がるツールがあると、モノづくりが捗る
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